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■■ ■■ロダン21■■地域社会研究所■
●● ●● ≪09/07/14発行≫
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文香の文化が香る(その19)
犬養万葉記念館で『万葉に生かされて』という
万葉書作家の先生の作品展に奈良の明日香まで足を運んだ。
姪の書道の先生なので、姉に誘われたのだ。
前から行きたかった万葉文化館にも立ち寄った。
初夏の一日をバスに乗り、のどかな風景に
居心地がよかった。
その数日後、同じような風景をマイクロバスに乗って、
続きの旅行をしているかのような体験をした。
ここは韓国、大邸という町。
果樹園や畑の農村を走っていると、
ハングルの看板なども無く、異国の地とは思えない。
着いたお寺は、法隆寺を思わせる趣のあるところ。
とても気に入って、低い土塀や瓦など写真を撮っていた。
中でも風雅な建物があり、シャッターを切っていると、
縁側に腰掛けているおじいさんが、手招きをして、
「お上がりなさい」と言う様な身振りをしている。
同行の皆は、本殿に行ってしまっているので、
迷子になったら迷惑になると思い、
こちらも身振り手振りで遠慮した。
本殿に寄った帰り、皆でさっきのところを通っていると、
又、手招きして呼んでくれている。
7人でおじゃますることにした。
同年代の男性がいらっしゃって、日本語が話せると言う。
なんとその方はこのお寺の住職で、さっきのおじいさんは
父親で、元住職だというではないか。
弟子たちが丁重に、小さな足つきのお膳を人数分運んで来た。
綺麗な器に、お茶とお菓子がのっている。
住職は最近2年ほど、大阪教育大学におり、
鳥取県にも滞在されていたそうである。
日本舞踊も習われていたそうで、ポーズも決まっていて
杉良太郎ばりの写真パネルに皆で驚いた。
博物館をぜひ見て帰って下さいと言われ、
由緒あるお寺だとは思っていたが、
帰ってからそのお寺の事を調べてみると
809年創建の古いお寺で、僧侶の学校もある。
そして、19世紀の韓国の有名な書家の
扁額や書の宝庫だとあった。
書が掛かっていると隈なく見るようにしているが、
そんな有名な書家だと知らなかったのが悔やまれる。
同行の皆も私のお陰で貴重な体験だと喜んでくれたが、
元住職が手招きしてくださった前に、
実はエピソードがあったのだ。
寺の土塀には古い瓦を埋めてあり、カーブしている瓦が
色んな模様となって、面白くエコにもなると
そんな事を思いながら、シャッターを切っていたところ、
風情のある服を着たおじいさんが、通りがかったので、
塀をバックに写真を撮らせてもらった。
言葉が通じないので、「ストップ」とかジェスチャーを交えて。
「私を撮るの?」と快く応じてくださり、
カメラを構えると、すっと背筋を伸ばされたのを
一瞬何か感じたのだけど・・・
元住職を気軽に呼び止めて、写真を撮ったとは言いにくくて、
この事は皆には内緒にしている。
次回も、書とお茶にかかわる韓国テンプルステイ日記です。お楽しみに。
★茶道・華道歴30年の 【文香の文化が香る】次回もおたのしみに☆☆★
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