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■■ ■■ロダン21■■地域社会研究所■
●● ●● ≪08/07/08発行≫
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第2週は、■ロダン21地域社会研究所■が担当しています。
文香の文化が香る(その6)
何かと好奇心旺盛な私ですが、
ここ三年程、書道に親しんでいます。
もともとは、草書が読めるようになればと始めました。
茶室に入ると、まず床の間の前に扇子を置いて、掛け軸を拝見。
掛け軸の内容は、その日の茶会のキーワード。
そう、読めないと・・・
中国の古典を臨書していると、書道史についての探究心も芽生えてきます。
タイミング良く、仏教大学四条センターの講座の中に、
『書道文化探訪』を見つけ、月一回、京都まで通う事に。
先日の講座で、甲骨文字や金文の研究者でもある、
中国文学者・白川静氏についてのお話がありました。
漢字の『口』という字は、顔の口からの成り立ちだと、学校では教わったが、
金文(祭事などに使われていた青銅器に彫られている文字)などから、
文字の起こりは神との対話だったと唱える白川氏は、
『口』のもとは(神への申し文を入れる器)であるという。
『兄』は一族の長としてその器を供える役目から、器を頭上に戴いた人のかたち。
『日』は、器に大事な物が入っていて、フタがしてある。
『子、 曰く』は、孔子様が、大事なことをおっしゃいますという意からも、
すんなりと納得させられる。
私は、以前たまたま白川氏の研究についてのTV番組を見ていたこともあり、
漢字の成り立ちについて、このような新たな説があるという事は、
もっと広く世の中に広めてもよいのではないかと思っています。
石鼓文などを見ていると、『異』の元であるザリガニの様な文字が、
ウルトラマンに出てくる、異星人・バルタン星人に見えるのは
私だけなのか・・・
文字のルーツはおもしろい。
漢字を深く探求すると思わぬ発見がある。
忘れられていた書体にもめぐり会う。
現代のIT社会の平面な文字では無く、奥行きや文化を感じる書を目指し、
日本画も勉強しながら、私の感性を生かした【文香文字】を思案中!
七夕の短冊に、願い事を書かれた方もあるかと思いますが、
できれば筆を持ち、文字4千年の文化を想いといっしょに
短冊にのせてほしいものですね。
★茶道・華道歴30年の 【文香の文化が香る】
次回もおたのしみに☆☆★
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良元文香・・・■■■・・・
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