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■■ ■■ロダン21■■地域社会研究所■
●● ●● ≪08/03/11発行≫
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第2週は、■ロダン21地域社会研究所■が担当しています。
文香の文化が香る(その2)
家の庭に、小さな花束をポンと置いた様に、クロッカスが咲きまし
た。
毎年、増え続けるチューリップも今年も葉を覗かせています。
冬を越し、球根の花が開くと元気がもらえますね。
週末、近所の大和文華館に行って来ました。
建物を囲む文華苑には、梅の花が満開で、
一本の木から七種類の梅が咲くという珍しい七福神の梅が、
白やピンクのグラデーションで、美しく見ごろでした。
ちょうど、今回の展示テーマも、
春の意匠 〜花やぐ季節の贈りもの〜
入館してすぐの作品に、
大和文華館で私の一番のお気に入り『蒔絵椿紫陽花文提重』を見つ
けました。
野遊びなどに携帯出来るよう、重箱・徳利・食器など組み合わせた
物。
絵付けが、とてもモダンなのです。
眺める度に、江戸時代の満開の花々に囲まれ、
豪華絢爛の衣装をまとった人々の賑やかな場面が目に浮かびます。
梅の意匠の作品が一番多く展示されていました。
『うち・そとに 梅の香こぼれ 文華館』 文香
人々が集えば、そこには音楽が必ずありますね。
しかし、本物の音が消えつつあるように感じるこの頃です。
最近気になるのは、TVから聞こえる効果音の電子音が、
以前と比べてかなり増えていること。
そんな中で、朝日新聞の記事から
『中国バイオリンの里』というのに感銘を受けました
40年前上海のバイオリンメーカーを解雇された2人の職人が、
里帰りした地で、職がなくて仕方なく始めた部品づくりから今や、
産業が無かった農村地帯を、世界シェア50%のバイオリンの町
に。
バイオリンを買い付けに来た米国人の「バイオリンの里なのに
音色が聞こえない」と言う言葉に、地元政府が、製造だけではなく
音楽芸術の町にと、小学校の授業や企業・住民向け教室の支援を
し、
町のあちこちからバイオリンの音色が聞こえるそう。
これぞ、文化の香るモノづくりですね。
★茶道・華道歴30年の 【文香の文化が香る】次回もおたのしみ
に☆☆★
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・・・■■■・・・ロダン21 地域社会研究所 良元文香・・・
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