「健康はまず歯から」というが、この歳になると若い頃に比べて、歯は何よりも大切と痛感している。虫歯の痛さは、本当に辛抱できないほどつらい。
あのような思いは二度としたくない。なので今では、定期的に歯医者さんでメンテナンスをしてもらっている。
昔、中学生の頃に虫歯になった。小さい頃から親の躾で歯磨きだけは、朝夕欠かさずに行っていたのだが、いつの間にやら面倒くさくなって、あまり真面目に歯磨きをしなくなっていた。
そのため、とうとう虫歯になり激痛に苦しむ羽目となった。
しかし、私が住んでいた島根の田舎には歯医者はいない。
仕方なく歯の治療代わりに正露丸を虫歯に詰め込んで、痛さを我慢するしかなかった。
それでも辛抱たまらず、とうとう町まで治療に行った。
あまりにも長い間放置していたせいで、抜歯寸前のところまで悪化していた。
そして歯医者には、「もっと早く治療しないとダメだぞ!永久歯は抜いたら二度と生えてこないから、もっと大切にしなさい!」と説教された。この時ばかりは些かこたえた。
そんな経験もあってか、ロダン21のモノ作り相談に「電動歯間歯ブラシ」の話が舞い込んだときにはすぐに飛びついた。